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猛毒親に育てられて。

カテゴリ:レオとの別れ( 19 )

年末調整の嘘

それから数日後
今度は職場で【年末調整】があった。


私は2ヶ所保険に入っている
その話しを父にした。


ひとつは父と同名義になっていてややこしい。
私が【被保険者】なのだが
父と同名義なのだ。


もうひとつは父の勧めである保険会社に入った。
これは完全私名義である。


父から手渡された用紙2枚。
ひとつは父と同名義のもの。

もうひとつは…
父のものだった。


しかし、父は「この2枚しかない」
そう言い張った。


そして「どうせ金額少ないし今回は諦めたら?」
とも言った。


私は保険会社に電話をした。
保険会社からは「送っています」と言われ

「再発行する」と言われた。

父にまた私の封筒を勝手に開けられ捨てられた。

そしてまた

【嘘】つかれた。


この家はどれだけ嘘で塗り固めればいいのだろうか?


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by rin-dream | 2016-12-29 02:26 | レオとの別れ | Comments(0)

寂しがり屋。

レオの寂しがり屋は半端じゃなかった。

ある日1泊2日で家をあける事になった。

レオは多分ご飯を食べないだろう。
そして散歩もしないだろう。
(元々散歩が好きではない)

と…お店の人には話しはしてあったが…
本当にご飯も一切口にせず、
散歩もしなかったらしい。

お店の人からは
「飼い主様から言われていたけれど…」

本当にご飯も食べないので心配になったと言われた。

今度は2泊3日でペットホテルにお願いした。
またもやレオはご飯を一切口にしなかったらしい。

今度ばかりは本当に心配した
そう言われた(らしい)

レオの寂しがり屋は半端じゃなかった。

レオが虹の橋に行った数日後レオ関係全て
残してあった中を掘り起こした。

色々あったが一番多かったのはやはり
病院関係の明細書だった。

これは全て捨てた。
レオにとっては思い出したくない
【痛い思い出】
そんなのはいらない。

その中にペットホテルの明細書も出てきた。
明細書には
【私たちは精一杯お世話します。
しかし愛情は飼い主様には敵いません】と…

そうだよね。
レオはママの愛情以外
勝てるものはないと今でも思っている。

数日後ある大型スーパーに出掛けた。
スーパーの前で男性とワンコが立っていた。

ワンコの目に【あるもの】が目に飛び込んできた。
それは【ママ】だ。
大ジャンプを繰り返し、
しっぽはくるくるまわっている。

それを見た。

あのワンコは私を見ても
あんな大ジャンプはしない。

飼い主様のあの【ママ】
だったから大ジャンプして喜んだ。

けれど…私にはその存在はもういない。
少し寂しかった。

本当に少しだけ…


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by rin-dream | 2016-12-29 02:25 | レオとの別れ | Comments(0)

レオの姿がなくなった真実。

私は「葬儀屋の車にレオを抱いて入れた」
そして花も全て入れた。

「花は置いていても…」
と葬儀屋さんに言われた。

遺骨と一緒に飾る為って意味だったのだろうが…
しかし華やかに送り出したかった。

そしてレオとの2ショット写真も一緒に入れた。

お気に入りのおもちゃ2個とも入れた。
「1個は置いてても」と言われたが

「レオが大切にしていたおもちゃ私が持っておくときっと怒ると思うから」
そう言って

おもちゃをピコピコ鳴らせた。

我が家ではおもちゃの事を
「ぴっぴちゃん」と呼んでいた。

「レオぴっぴちゃん聞こえる?」
レオに話しかけた。

私は最期にレオの頭にキスをして
「また会おう」そう言った。

「バイバイ」じゃない「じゃまたあとで」

いつも嫌がるレオを抱っこして
頭にキスした時のように…

その後車のドアは閉められた。

これがどういう事かは意味はわかる。
次にそのドアを開けた時はレオの姿形がないという事。

私はその場に泣き崩れた。

部屋に戻り時間を見ると…
父の誕生日の時間だった。
異常なまでもむかついてきた。

私は大声をあげて泣いた。
子供の頃以来だろう。
声を出して泣くなんて

約1時間後車は戻ってきた。

ある骨を見せられた。
それは来世での姿と言われている骨だった。
一瞬猫に見えた。

私はレオとまたいつか会いたいと思っていた
来世もレオはレオで、犬。

葬儀屋さんは「猫みたいに見えますね」そう言った事に対し
なんとなく反発心があった。

さっき自分でも猫みたいと思ったくせに。

父は葬儀屋さんに言った。
「お茶でも」
そして私を呼んだ。

しかし私はこの時腑抜け状態。
葬儀屋さんとお茶して語らう心の余裕なんてない
部屋に戻りベットに横たわった。

声が聞こえた。
父「場所どの辺りになるのですか?」

葬儀屋さん「〇〇の辺りです」
父「そうですか!私が車を買った近くですね」

なんとも寂しい会話だった。
私は耳を塞ぎまた泣いていた。

その後泣き疲れてぼーっとしていたが
お風呂に入る事にした。

脱衣所で顔を見たら泣きすぎて
試合後のボクサーみたいな顔をしていた。

のちにAちゃんに
「試合後のボクサー」とメールした。
こんなに泣いたのはいつ以来だろう?

翌朝。
異常なまでの家の静けさに驚いた。

こんなに静かだっただろうか?
きっとレオが廊下を走る音(爪の音)
ドアをガリガリひっかく音
吠える鳴き声何も無いとはこんなにも静かなものなのか?

私は仕事が出来る精神状態ではなかった。
まず声を出す事も出来なかった。

しかし家にはいたくなく仕事を選んだ。
普段かけない眼鏡をかけていたため
職場の人から「どうしたの?」と聞かれた

「昨日飲んで顔がむくんでいるからと」
笑ったつもりで答えた。

その日家には帰りたくなかった。
レオのおかえりでチューが無い。
その現実を受け入れたくなかった。

2~3日後テゴマスのらじおで生歌披露があった。
ファンの子から選ばれて1位になった曲を歌う事になっていた。

曲は…夜は星をながめておくれ
余りにも私の心に突き刺さった。
まさしく私の為にレオが歌ってくれているような気がした。

数日後上司から呼ばれた。
「最近元気がないけど何かあった?」

答えると泣く勢いだったので本当の理由は言わなかった。
ただ「人生生きてきた中で1番辛い事があった」と答えた。

私はその後ペットロスになると思っていた。
周囲にもそう言っていた。

しかしレオが亡くなって3日後には
普段と変わりない私がいた。

もしかしたらこのあと来る「本当の現実」の為
レオが「ママの為」にと用意してくれていた。と

今はそう思っている。



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by rin-dream | 2016-12-29 02:20 | レオとの別れ | Comments(0)

ありがとう。

以前Aちゃんから飼っていたワンコの最期の写真を
見せられた事があった

その時私は泣くから見たくない
Aちゃんの手をはねのけた。

それをふと思い出した
最後の写真を撮ろう。
レオの写真を撮った。

レオに「ごめんね」と言って
2か所からレオの毛髪を切った。

日が暮れてきた。
もうこの頃になると日が暮れるのも早い。

私はレオの身体を触るのが恐かった。
死後硬直という現実を見るのが恐かった。

しかしもう【後悔】はしたくない。
レオに触れ大好きだったレオの匂いをかいだ。

「レオ臭いよ」
笑いながらいつもそう言っていた
その臭い匂いの事を「レオ臭」と言っていた。

レオの匂いはしなかった。
泣きすぎて鼻水が止まらず鼻が詰まっていたからかもしれない

時間がこく一刻と迫ってきた。

葬儀屋から連絡があった
「今時間が押しているので少し遅れます」

うれしかった。
少しでもレオの傍にいられる。

レオを入れた箱を抱きかかえながら
家中を歩いた。

「覚えていてね」
「レオはここにいた」

レオは小さな身体いっぱい使って
一生をかけてママの心を守ってくれていた。
その事は一生忘れない。

ありがとう。レオ。
そんな気持ちを込めて

もう直葬儀屋がくるだろう?
そんな時間に曲を変えた。

これはふたりで聴こうと、
イヤフォンを付けて聴いた。

さくらガール。
「いつまでも続いていくとそんな気がしてた」
「舞って 舞って ボクの桜」

ピーンポーン、チャイムが鳴った
その時が来た



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by rin-dream | 2016-12-29 02:19 | レオとの別れ | Comments(0)

クレジットカードの謎

私はカードを使ってお葬式をしようと思った。
しかし私がいつもお財布に入れているカードは
利用出来ないと言われた。

カードはまだ持っていた。
しかしそれは父が保管していた。

父に言った。
「カード返して」

父から手渡されたカードは全て期限が過ぎていた。
父に言った
「これ全て期限が切れている」
「新しいのを返して」

しかし父は持っていない
そう繰り返した。

「お前が手続きをしなかったから期限が切れた」
とも言われた。

そんな訳がない!

カード会社にその日に連絡した。
「書留で郵送済。郵便局員から受け取り印ももらっている」
との事。

そしてもし他人に悪用されていないのであれば
再発行というかたちになるとのこと。

父は届いた私のカードを勝手に封筒を開け
そして…勝手に捨てた。

そしてそれを「知らない」とまでも言われた。
また…

【嘘】つかれた

そして私のものを勝手に捨てられていた。
本当に言葉が出なかった。

レオの亡骸を見ながら電話して
その手が悲しみと怒りで震えていた。



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by rin-dream | 2016-12-29 02:18 | レオとの別れ | Comments(0)

やっぱりキチガイ。

現実が待っていた。
お葬式をするにはお金がいる。

葬儀屋に電話をかけた。

しかし無情にも手元にあるカードは使えなかった。
(私が持っているカードは葬式屋では使えない種類のカードだった)

父の所に行った。
私は他にもカードを持っていた。
しかし父から取り上げられていたのだ。

父から返されたカードは…
有効期限がとうに過ぎたカード。

私は父に言った。
「新しいのを出して」

父は言った。
「お前が手続きしてないから届いていないだけだ」

手続きをしていないから届いていないとは
摩訶不思議な事なんだが…

この時の詳しい話しはあとにしよう。

仕方がないので父からカードを借りた。
切なくなった。

「息の葬式代も出せないママ」
「私は本当にママだったのだろうか?」

私はママとして何も出来なかった。
レオに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


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by rin-dream | 2016-12-29 02:17 | レオとの別れ | Comments(0)

チャンカパーナ。愛しい人。

「ねぇ曲何かかけようか?」
いつのもようにレオに話しかける。

NEWSのライフを選曲した。
しかし余りにも現実すぎて重かった。

曲を変えた。
チャンカパーナにした。

この曲は恋愛の歌でもあるが、
チャンカパーナとはファンなら誰でも知っているが
「愛しい人」という意味だ。

私はチャンカパーナをエンドレスでかけた。
楽しい曲。

コンサートでもいつも盛り上がる曲
レオらしく

レオが私に与えてくれた沢山の幸せ。
いつも私を愛してくれたレオ
そのレオらしい曲


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by rin-dream | 2016-12-29 02:16 | レオとの別れ | Comments(0)

秋風。

その後帰った時には既に死後硬直が始まっていた。
冷たく、身体は固かった。

ママは「お色のお勉強した事あるのよ。でも下手ね」
涙を流しながらレオに語り掛けていた。

レオに語りながら色とりどりのお花を飾っていた。
レオの写真もいっぱい飾った。

秋風が吹いていた。
とても気持ちいい日曜日のお昼過ぎ。

近所には小さな子供も住んでいるため
休日のこの時間はうるさい。

しかし異様なまでもこの日は静かだった。



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by rin-dream | 2016-12-29 02:15 | レオとの別れ | Comments(0)

トゲが無い息子。

地元には大した花が置いていなかったので
私は電車に乗り花屋に行った

この時髪もセットしていなければ
顔も洗っていない状態。

しかし形振り構ってはいられなかった。

お花屋さんに到着後
お花をショーケースの前で選んでいた。

店員さんに声をかけられた。
「どんなお花お探しですか?」

声にならない声を出した。
「ワンコが天国に行ったので…」

店員さんは言った
「辛いですよね。私も経験あります」

私は涙を流しながら花を選んでいた。
とにかくキレイな色の可愛い花。

店員さんは「バラはどう?」と勧めてきた。
私は「あの子にトゲはいりません」そう答えた。

店員さんも「そうですね」私に話しを合わせた。
きっともしこの時私が「いいね」と言えば
店員さんも話しを合わせたかもしれない。

けれどレオにはトゲはいらない。
この思いは今も同じ。
バラは華やかだがトゲがある。

偶然にもここで母と合流した。

そこに父から電話があった。
「ふたり会えた?じゃゆっくりご飯でも食べておいで」
この人の無神経さに頭に血が上った。

レオの傍に今すぐ戻りたい。
それが本心だ。

それなのに呑気に
「ゆっくりご飯???」
あの人は人の気持ちがわからない可哀そうな人間なんだと思った。

母は菊の花がいいと言ったが
菊なんていかにも「お葬式」のような陰気臭い花ではなく

色とりどりのキレイな花の中で
レオを眠らせたかった。



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by rin-dream | 2016-12-29 02:14 | レオとの別れ | Comments(0)

虹の橋へ。

「レオが死んだ」
母の発狂している声で目が覚めた。

しかし私はまだ何が起こっているのか?
理解出来ないでいた。

母は眠っているレオを抱いて
私の部屋に入ってきた。

レオはまだ温かった。
大粒の涙がこぼれ出てきた。

しかし私の中では妙な程冷静だった。
ネットで葬儀屋を検索しはじめた。

その後Aちゃんにも連絡した。
「Aちゃんの時にはどこにお願いした?」

色々検討した結果Aちゃんとは違う葬儀屋に決めた。

そして葬儀は今夜。
心は決まった。

Aちゃんが使った葬儀屋さんから言われた
「人間と同じように、お通夜、お葬式をしてもいいんじゃないかと」

しかし私はこのままレオを手元に置いておくと
一生離さないかもしれないそう思った。

【お葬式までにしなくてはいけない事】
をネットで検索した。

余りにも冷静だった。

愛していたレオが息をしていない。
しかしまだ温かった。
それが逆に私に冷静さを与えていたのかもしれない。

とにかくレオらしいお葬式にしようと考えた。
母は慌てて「ろうそく燈そうとかお線香あげなきゃ」と言っていたが
お葬式イコールろうそく、お線香は嫌だった。

陰気臭くしたくなかった。
お花でいっぱいにしよう!

「レオ少しの間待っていて」
レオに言葉をかけて
私は家の近くのお花屋さんに行った。

しかし田舎にある小さなお花屋さん。
大したものはなかった。

その足で写真屋さんに行った。

レオの写真をいっぱい
microSDに落としていた。

レオが我が家に来た時は
携帯のカメラ性能がまだまだ良くない時代

それでもいっぱい写真を撮っていた。
それをプリントアウトしに行った。

レオはカメラ嫌い。
とにかくカメラ(携帯)
を見せると顔をそっぽ向けた。

それでも私は意地になって嫌がるレオの写真を撮っていた。
それがここで使えるとは悲しい結末だ。

そして…ふと気が付くと
この1年。レオの写真を撮っていなかった。
動画がひとつあるだけだった。

それくらい私にとって余りにも
大きな山となった1年。
それを裏付けるものだった。

レオの事愛していると口では言たのに

レオごめんね。
出来損ないのママで。


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by rin-dream | 2016-12-29 02:13 | レオとの別れ | Comments(0)



私の家庭は物心ついた頃には既に機能不全家庭。そこから旅立つまでの長い長い物語。
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